
東京2020オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとして建設され、2020年に完成した新国立競技場。スポーツ競技のために建設されましたが、現在は音楽ライブの開催地としても注目を集めています。
そこで今回は、新国立競技場でライブをした歴代アーティストをまとめました。大物揃いと言われていますが本当なのでしょうか?
嵐(2020年11月)
新国立競技場でライブをした歴代アーティスト一組目は、嵐です。
新国立競技場での最初の音楽ライブ
新国立競技場で最初にライブを開催したのは、日本を代表するアイドルグループ嵐です。2020年11月に開催されたこのライブは、新国立競技場での音楽イベントの幕開けを告げるものでした。
当初は、有観客ライブを予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて無観客の配信ライブへと急遽変更。それでも、嵐のパフォーマンスは多くのファンの注目を集めたのです。
最先端の演出と感動のステージ
「アラフェス2020at国立競技場」と名付けられたこの配信ライブは、ドローンやAR技術を駆使した最新の演出が話題に。物理的な観客がいないスタジアムは、デジタルで埋め尽くされ、まるで新しいライブの形を示したかのようでした。
メンバーそれぞれの悪露パフォーマンスも織り交ぜながら、代表曲の数々を披露。ファンからは「新しい時代のライブの可能性を感じた嵐の集大成」と絶賛の声が上がったのです。
嵐が築いた新国立ライブの礎
無観客ながらも、多くの人々の心を掴んだ嵐のライブは、新国立競技場における音楽イベントの先駆けとして位置づけられています。このライブを皮切りに、次々と大物アーティストのライブ開催が実現しました。
矢沢永吉
続いて、日本ロック界のレジェンドである矢沢永吉さんです。
デビュー50周年を記念した伝説の2日間
2022年8月、新国立競技場で「EIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR “MY WAY”」が開催。デビューから50年を迎えた矢沢永吉さんのアニバーサリーツアーの一環であり、彼にとって初の国立競技場ライブとなりました。
2日間で12万人以上を動員し、熱狂の渦に包まれたこのライブは、まさに日本ロック界の歴史的瞬間と言えるでしょう。
豪華ゲストと熱いステージ
この公演では、豪華ゲストとしてMISIAやB’zが登場。特にMISIAとの共演はファンの間で大きな話題となりました。ロックの重厚なサウンドに加え、豪華なステージ演出も相まって、観客は終始盛り上がりを見せたことは言うまでもありません。
矢沢永吉のライブが持つ唯一無二の魅力
矢沢永吉さんのステージは、熱量とカリスマ性に溢れており、ファンだけではなく音楽業界全体に大きな影響を与え、新国立競技場の広大なステージを駆け巡る姿は、多くの人の心に深く刻まれました。
めいちゃん
続いては、YouTube発シンガーであるめいちゃんです。
新国立競技場で配信ライブを実現
2023年4月、YouTube発のシンガーソングライターであるめいちゃんが新国立競技場で無観客配信ライブ「追い風」を開催。男性ソロアーティストとしては新国立競技場初の試みであり、新しい時代のライブスタイルとして話題になりました。
静寂という中に響く歌声と演出の融合
無観客ライブという制約の中、映像や照明を駆使した幻想的な演出が繰り広げられました。めいちゃんの繊細かつ力強い歌声がスタジアムの静寂に響き渡り、視聴者に深い感動を与えたといいます。
新たな音楽表現の可能性を切り拓く
めいちゃんの挑戦は、コロナ禍でライブのあり方が問われる中、新たな表現の可能性を示しました。スタジアムという大舞台での挑戦は、今後のライブの形を変える一歩となったでしょう。
Ado
次は、女性ソロシンガーとして圧倒的人気を得ているAdoさんです。
新国立競技場に刻まれた歴史的2日間
2024年4月、Adoさんが女性ソロアーティストとして初めて新国立競技場で2日間に渡る有観客ライブ「Ado SPECIAL LIVE 2024 “心臓”」を開催。総動員数は14万人を超え、話題となりました。
圧倒的な歌唱力と演出の融合
代表曲「うっせぇわ」などヒット曲を中心に構成されたセットリストは、Adoさんの幅広い音楽性を表現。巨大LEDスクリーン・火柱・ダンサーの演出が融合し、ステージ上のAdoさんの姿が神秘的でありながら力強いものでした。
新時代を象徴する女性アーティストの躍進
Adoさんのライブは、音楽シーンにおける女性ソロアーティストの存在感を大きく高めました。新国立競技場での成功は、今後のキャリアにおいても大きな節目となったでしょう。
Snow Man
最後は、Snow Manです。
5周年記念で国立競技場デビュー
2025年4月、Snow Manが結成5周年を記念した新国立競技場でライブ「Snow Man 1st Stadium Live〜Snow World~」を開催。SMAP、嵐に次ぐアイドル史上3組目の国立ライブアーティストとなりました。
豪華演出と迫力のステージ
花道は全長約300mに及び、ドローンや炎・水・花火などの演出がステージを彩りました。メンバーたちの息の合ったダンスと歌唱、さらに嵐の松本潤さんが演出を手掛けるなど、見どころ満載のライブとなったのです。
また、夜空をバックに光と音が融合する圧巻のショーは、観客を完全に魅了し、大きな話題となりました。
新時代のアイドルを担う存在
Snow Manの国立ライブは、ファンのみならず音楽業界にも大きな衝撃を与えました。ライブはテレビやSNSでも大きく取り上げられ、彼らの人気と実力を証明する場ともなり、彼らの成長とともに、新国立競技場は新しいアイドルの聖地となりつつあります。
最後に
新国立競技場でライブをした歴代アーティストを紹介しましたがいかがでしたか?新国立競技場は、広大な敷地と高い設備基準、そして天然芝の繊維が必要なため、ライブ開催には多くの条件が求められます。だからこそ、ここでライブを行うことができるのは、動員力・実力・そして影響力を兼ね備えた限られたアーティストのみです。
このように、新国立競技場でのライブは大物しか立てない特別な舞台と言えますね。