最強寒波も訪れるなど、全国的に本格的な寒さがやって来た年明け。ついつい家に引きこもりたくなるこんな季節は、温かくて美味しい食べ物で癒されたいですよね。四季のある日本で、冬といえば特に美味しい食べ物が身に染みる季節。温かい料理で身も心もぽかぽかになったり、かと思えば暖かく快適にセッティングされた部屋で、冷たい食べ物を味わうのもまた至高でしょう。
さて、そんな2023年は旅行需要が少しずつ戻りつつあるといわれており、世界的にもアクティブな動きが期待できる1年となりそうです。終わりの見えないコロナ禍で、あらゆる娯楽を我慢してきた私たちだからこそ、旅行文化が戻ってきたときには訪れたい場所がたくさんあるのではないでしょうか。
今日は冬ならではの郷土料理を、日本の8地方ごとにご紹介していきたいと思います。
ご当地まで行って食べたい!冬のグルメ8選
冬に食べたくなる郷土料理を知れば、旅行のプランニングもとんとん拍子に進むこと間違いなし!お目当てのグルメを見つけて、心も体も満たされ幸せなグルメ旅を楽しみましょう!
【北海道】名物!札幌ラーメンでポカポカに(北海道地方)
一般的に味噌味が知られている札幌ラーメンですが、実は醬油味や塩味も食べることができます。実は、もともと醤油味と塩味が主流だった札幌ラーメン。より栄養満点のラーメンにしようと、味噌汁からヒントを得て、味噌味が生まれたのだそうです。脂が多く濃厚なスープに中太ちぢれ麺の組み合わせが味わい深く、もやしや玉ねぎなどの炒め野菜がこんもり乗っているのもインパクトがありますね。
旅行客のために、コーンやバター、魚介など人気のトッピングを多種類用意しているお店もありますので、美味しい札幌ラーメンに出会うことができるでしょう!
【宮城】厚みが違う!本場の牛タンを食べ尽くそう(東北地方)
牛タンというと、薄くスライスされたものを想像する人が多いのではないでしょうか。宮城県で食べられている本場の牛タンを知らない人は、その”厚さ”と”柔らかさ”に度肝を抜かれることでしょう。硬さが目立つ先端部分は使用せず、中の柔らかい部分のみを厳選して厚切りにしているので、驚きの食べ応えと柔らかさ。切り落とされる先端部分は、スープやカレーなどに使用されるため、余すことなく楽しむことができるグルメなんです。
【東京】歴史を感じよう!月島もんじゃ(関東地方)
古くから、子どものおやつとして慣れ親しまれてきたもんじゃ焼き。生地で鉄板に文字を書きながら楽しく焼いていたことから「文字焼き」に、それが訛って「もんじゃ焼き」と呼ばれるようになったのだとか。
東京・月島は「もんじゃの街」と呼ばれ、月島西仲通り商店街・通称「もんじゃストリート」には80を超える店舗が軒を連ねています。下町情緒溢れる街でありながら、100年以上の歴史を持つ月島は、江戸っ子文化を感じられる貴重な観光地。昔ながらの駄菓子屋で、子どもがもんじゃ焼きを美味しそうに食べていた当時の光景を想像しながら、レトロな町並みを練り歩いてみてはいかがでしょうか。
【山梨】ふるさとの冬の味・ほうとう(中部地方)
山梨の名物といえば「ほうとう」。冬に食べたい、優しい温かみを感じられる郷土料理ですよね。ほうとうとうどんの違いは、そのコシ。ほうとうを作る際は、麺を寝かすことなくすぐに切って煮込みます。そのため荷崩れしやすく、スープにもとろみがつくのも特徴です。適度に崩れた麺が、濃厚な味噌味のスープに絡んで熱々の美味しさを生み出します。特に人気なのは、かぼちゃが入った甘み抜群のほうとう。冬の寒さで甘みがぎゅっと濃縮されたかぼちゃとのハーモニーは絶品です。
【奈良】冬の名物・しし鍋は伝統料理(関西地方)
奈良県の山間部に生息するイノシシを使った伝統的な郷土料理・しし鍋。ショウガや山椒などの薬味やゴボウ、ネギなどの香味野菜をふんだんに使用しており、冬に食べると体の芯からポカポカに!そして味噌でグツグツと煮込み続けることで、イノシシ肉の独特の臭みが消え、さっぱりといただくことができるのだそう。
古くから奈良の山間部に生きていたイノシシ。海のない奈良県で盛んだった狩猟文化の歴史も感じられる、冬に楽しみたい美味しい食べ物です。
【広島】寒さを吹き飛ばそう!汁なし担々麵(中国地方)
麺好きさん、辛いもの好きさんにおすすめなのが、広島のB級グルメとして知られている、汁なし担々麵。広島には、多くの汁なし担々麵専門店が存在しています。中華料理店のメニューの1つとしてではなく、汁なし担々麵のみを取り扱う飲食店が多いのです。
ラー油と山椒のシンプルな辛みは、寒い冬にうってつけ。さらにツンと鼻を抜ける青ネギの香りも、汁なし担々麵には欠かせない風味です。ちなみに、広島名物の汁なし担々麵には決まった食べ方があるそう。訪れるときのために、基礎知識だけでもつけていくことをおすすめします。
- 食べる前に、麺・たれ・具材をよく混ぜる
- トッピングの温泉卵を加える(あれば)
- 全て食べ終わったらたれを少し残しておき、ご飯を入れて食べる
ご当地こだわりの食べ方で、広島の美味しい食べ物をより満喫してくださいね!
【徳島】阿波尾鶏で自然の恵みを感じよう!(四国地方)
徳島県の広大な自然の中で、のびのび育つ阿波尾鶏は、日本一の生産量を誇る高級肉用鶏です。「阿波踊り」にちなんで名づけられたブランド鶏の特徴は、ぷりぷりの食感とジューシーな旨味が特徴。
そんな阿波尾鶏の冬に食べたい調理法は、やっぱり焼き鳥!脂がしつこくなくさっぱりといただけて、その締まった身の歯ごたえは格別です。鶏皮と肉のコンビネーションを楽しみたい方は、手羽先の唐揚げなども食べてみてください。皮はパリパリで香ばしく、中からは肉汁がじゅわっと出てくるその美味しさは、本場・徳島ならではですよ。
【福岡】体の芯まで温まる!出汁が決め手の水炊き(九州地方)
福岡・博多といえば、もつ鍋を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。ここでは、もつ鍋よりも素材の味を楽しめる、グルメ旅に欠かせない郷土料理・水炊きをご紹介します。
水炊きとは、素朴な鶏鍋と思ってもらえれば良いでしょう。鶏肉や野菜などたっぷりの具材に、その1つ1つが溶け込んだスープの味わいもまた至福なんですよ。実に様々な具材を楽しめる水炊きですが、一番楽しむべきなのはその「出汁」の味。素材が溶け込んだ出汁を存分に味わうには、具材を入れるにもきちんとした”順序”があります。
お店によっては店員さんが鍋のお世話をしてくれるので、具材を投入するごとに変わっていく出汁の味を、ゆったりと楽しむことができるでしょう。
国内旅行もサクッとプランニング!
さて、冬に食べたいご当地グルメを8種類ご紹介してきました。この冬、旅行先で食べたい!と思うものには出会えましたか?グルメ旅の目的が決まれば、次は本格的な旅行のプランニングですね。航空券やホテルを選ぶ際、理想や予算にぴったりなプランを立てるなら、スカイスキャナーやトラベルコなどの比較サイトを活用してみてください。
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まとめ
美味しい食べ物にたくさん出会える季節・冬。この冬、まだ見ぬ絶品グルメを求めて旅の計画をしてみませんか?少しずつ旅行のしやすい風潮が戻ってきている社会情勢の中、全国各地の飲食店でも観光客を歓迎する様々なサービスやプランが用意されていることでしょう。冬ならではの美味しい食べ物と出会って、身も心も満たされたいですね!