ピストルズのボーカルとして、シドと共にメインマンバーとして有名なジョン・ライドン。
当時はシドとジョン・ライドン派に分かれていたほど、ピストルズに欠かせないメンバーだ。
ある意味シドよりも筋金入りの悪で、ミュージシャンであることには間違いなく、
パンクの象徴をシドだという意見に反して、ジョン・ライドンの名を上げるパンクファンも多い。
そんなジョン・ライドンは現在でもメディアに出演することがあり、
ミュージシャンとしての活動は続けている。
脱退、解散と散々な境遇にあったピストルズを、
いきなり復活させて話題になったこともあった。
そんなジョン・ライドンだが、
発言を集めてみると、
案外、理論的で知的な印象を受ける。
しかし、彼の発言にはそれなりの名言も多く、
ジョン・ライドンの名言集だってある。
彼の人間性がよくわかる言葉が多いが、
過去と現在の彼とは、思考が変わっていることがわかる。
ストーンズのキースのような永遠の悪というイメージとはかぶらない。
ジョンライドンの名言集
「騙されてはいけないぜ。ミスター・ロットンは誰の人造人間でもない!」
「我々はゴミ箱の中に咲く花だ」
「俺が言い続けているのは、自分の道を見つける事、自分の音を表現する事、自分に正直である事、そして個性を失わない事。人の真似をする必要はまったくないんだ。パンクが伝えようとしてきたもの、それはただひとつ。自分らしくあれ!」
「世の中には〝こうでなきゃいけない〟っていう事はないんだ。」
「なぜ俺達は自分のやることに2万個もの言い訳をするんだろうな。自分に正直に成れば良いだけなのにな。俺は天使じゃないんだな。」
「俺の長所は、他人から学びとることだ。他人を観察して、なにかうまくやってる奴を見つけると、「どうして俺にも出来ないんだ?」とその理由を探る。」
数々の彼の名言の中でお気に入りなのが、これら。
ジョン・ライドンほど、自由やパンクというものを噛み締めて考え、実行してるロックスターは少ないだろう。
社会的視点でも考えられ、若い頃からそれなりに、哲学的に人生を考えていた人物だといえよう。
ジョン・ライドンのファッション
ピストルズといえば、ヴィヴィアン・ウエストウッドとの関わりが深いバンドということで有名だが、
ジョン・ライドンも当然、ヴィヴィアンに身を包んだファッションをしていた。
シドと共にパンクファッションのアイコン的存在であったことには間違いないと思うが、
ファッションの細部を除くと、ジョンとシドでは微妙な着こなしやこだわりの違いがあることがわかる。
シドは黒髪の短髪なのに対して、ジョンは金髪の短髪。
シドがカジュアルで汚い格好を好むのに対して、ジョンはスーツやネクタイなどキマった格好を好む傾向にある。
漫画ナナで例えるなら、
ブラストのベースのシン君のような格好を、
ジョンライドンは好んでいたといえる。
現代のファッション的には、シドよりもジョンライドン派のファッションの方が受けることだろう。
それに着こなしのスタイルも、お腹がポコっとしたシドよりも、シュッとして身長のあるジョンライドンのほうがよく見える。
当時のジョン・ライドンの身長は173センチと公表していたが、
のちに持病で、二十歳の頃に15センチ以上も伸び、現在は180センチ以上もあるとされている。
確かに、現在番組で観るジョン・ライドンの身長は、
173センチしかないようには見えない。
このジョン・ライドンのファッション的魅力は、
シドの存在に埋もれてしまっているが、
冷静に見直してみれば、ロック界屈指といえるほど、
個性的で、ハンサムでスタイルが良いとうことだ。