ギターの理論を無視した独学のギターで音楽界の頂点に上り詰めたジミ・ヘンドリックス。
ジミヘンはまともなコードなどを知らずにして、直感的に音楽のすべてを熟知していた。
そして、ジミヘンは、後に「ジミヘンコード」という独自のコードを世に残しました。
このジミヘンコードは、ジミヘンの名曲「パープルヘイズ」などで使用されています。
ジミヘンコードの元はセブンスコードと言われる、すでに実在するコードなのですが、その上に、1つのテンションコードを足して、彼オリジナルのコードが完成したとされています。
このコードは抑え方が難しいため、初心者の人にはおすすめできませんが、
ギターを覚えていくと、自分の曲に取り入れたくなるコードだと言われています。
こうやって、独自の奏法を作って、世の中になじませてしまう部分、
本当に天才だったといえます。
ジミヘンが好んだコードやスケールと、奏法の特徴。
ジミヘンがよく使用していたスケールは、
メジャーペンタトニック、マイナーペンタトニック、
ブルーノート、ドリアン、ミクソリディアン、
この5つを主に好んでいたとされています。
ブルースやR&Bの影響を受けたジミヘンは、
緩急豊かな進行の作曲が得意でした。
またエフェクターの使い方も個性的なのがジミヘン。
ワウペダルを踏んでる姿は、残ってる写真の中でも多いですよね。
ジミヘンの奏法を日本人が真似しようとするには、
まず、手の大きさがネックになります。
彼の手の特徴といえるのが、指の長さ、特に親指が長く大きいので、
独自のミュートなどができてしまうのです。
さらに、黒人天性のリズム感に加えて、
下積み時代での多くのバンドのバックでの演奏など、
彼が若い頃に感性に染み付いた経験も、他のギタリストとは違ってきます。
簡単に真似できないからこその神様なので、
境遇や恵まれた身体なども含めて、
ジミ・ヘンドリックスというギタリストの奏法をなぞえられる人はいないでしょう。
梅雨の雨が多い時期は、
ますますジミヘンの曲がしみます。
あぁ、シアトルに行きたい。