巴里夫(磯島重二)の死去。死因と病名。自費出版と「ふたたび」と「ひばり組」。ニューヨークのとは無関係

漫画家として活躍されていた巴里夫さんが、
7月1日に亡くなっていたようです。

巴里夫さんは長年の漫画家活動により、
古くからの日本文化に貢献されました。

1965年には「りぼん」より、
少女漫画にて学園モノを多く描きました。

多彩な想像力で、当時の漫画の刺激となっていました。

巴里夫(磯島重二)の死去。死因と病名

「5年ひばり組」などで知られる漫画家の巴里夫(ともえ・さとお=本名磯島重二)さんが1日、死去した。83歳。大分県出身。公式サイトで発表された。

同サイトは「巴里夫(本名・磯島重二)は、平成28年7月1日に永眠いたしました」と報告。「ファンの皆さま、これまでのご厚情に厚くお礼申し上げます。本サイトは、今月一杯で閉鎖しますが、近々、巴里夫マンガを伝承するサイトを立ち上げる予定です」としている。

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160702-00000099-spnannex-ent

巴里夫さんの死去に関しては、
まだ死因などの詳細は明らかになっていません。

亡くなっても漫画界に影響を与え続けそうな巴里夫さん。
今後は彼の作品をネット上で伝承するサイトが上がる予定だそうです。

漫画家は長生きできないと言われていますが、
83歳まで生きた巴里夫さんはすごいですね!

近年までに精力的な活動も続けており、
ベテランとして良い存在感がありました。

今後も巴里夫さんのような漫画家が現れると良いですね!

巴里夫の自費出版と「ふたたび」と「ひばり組」

関西大学在学中、学費の捻出を兼ね、貸本漫画「日の丸文庫」でデビュー。1965年、「さよなら三角」で雑誌デビュー。以後「りぼん」(集英社)の専属として学園系作品の少女漫画を発表した。

代表作に「5年ひばり組」「赤いリックサック」など。さいとう・たかを氏(79)辰巳ヨシヒロ氏(享年79)らが同期。戦後の漫画界を牽引した。

引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160702-00000099-spnannex-ent

実は巴里夫さんは、
自費出版にて復刻版を出していました。

歴史的な少女漫画を多く描かれ、
その作品を楽しめるルートが増えたのは嬉しいです!

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自費出版に関して、
巴里夫さんは以下のようなコメントを残してます。

生涯漫画家。改めて、本気になった私は、これまで出版されたマンガ作品の、書庫に保存していた原画原稿の整理を始めました。大変な作業でしたが、リストアップし終えた時点では、ご要望にお応えするため、自分の力で復刻することを決断していました。
自費出版の欠点は、印刷部数が少ないため印刷費がかさみ、一冊あたり単価が、大量部数を刷り上げる商業出版のそれより大幅に高くなることです。
私は、復刻したマンガ本を注文していただいた方に、本代のほかに、本の送料や代金の振込代を負担していただく苦渋の選択をせざるをえませんでした。(※平成24年1月14日より送料は無料とさせていただきました)
どうか、この辺の事情をおくみ取りのうえ、あなたの手で、「巴里夫ワールド」の扉を開けていただきますよう、切にお願いする次第です。
引用:http://www.tomoesatoo.jp/aisatu.html

すでに絶版されていた作品を、
勇退を決めた最後の最後に自力で復刻させる・・・。

漫画家もロマンがあって良い仕事ですね!

家族に促されて勇退を決めた、
その優しいエピソードも心をくすぶります。

ネット社会になって今、巴里夫さんの漫画が、
もっと気楽に楽しめるコンテンツになって欲しいなと思います。

巴里夫さんと「ニューヨークの巴里夫」は無関係!

実は2014年に、「ニューヨークの巴里夫」という映画がヒットしました。

巴里夫というワードを聞いて、
多くの漫画ファンが巴里夫さんと誤解したでしょうが、
実際は全く関係のない海外映画です。

しかし、この映画の主人公は、
小説家の仕事をされている方・・・。

漫画家である巴里夫さんと、
少しだけ被る部分はあります・・・。

作品と巴里夫さんは関係ないですが、
内容と漫画家は、何か通じるものがありますね!

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