K-POPというジャンルを世界レベルにまで押し上げ、今や世界的人気を誇るスーパースター「BTS」。もはやその名を知らない人はいないというくらい、伝説のスターと化していますね。
韓国ではBTS法と呼ばれ、大衆芸術での優秀者が入隊を2年延期できる法律が可決するなど、その影響力は韓国の伝統義務をも動かしてきました。しかし、最近では遂にBTS メンバーの入隊が決定し、グループとしての活動休止が”ARMY”たち(BTSのファンの総称)に衝撃を与えました。
そんなBTS、これまでいかにして世界中を沸かせてきたのでしょうか?これまでのヒット曲、そして活動休止を前に発表された新曲とともに振り返ってみましょう。
BTS人気曲ベスト5!その秘密は
Dynamite(2020年):BTSの代表曲といえば!
K-POPの歴史を変えたと言われているDynamiteは、BTSの曲の中でも人気はダントツ。
全米ビルボードソングチャートで3週連続首位を獲得するなど、世界的な記録も塗り替えている伝説の1曲です。韓国ではもちろん、日本でも新大久保を歩いていれば常に流れている曲で、BTSはあまり分からなくてもDynamiteは知っているという方も多いのではないでしょうか。
Spring Day(2016年):聴く人によってとらえ方が変わる名曲
BTSが代表曲Dynamiteでグラミー賞にノミネートされたのは2020年。2016年に発表されたこのSpring Dayは、BTSが世界的スターになるずっと前の曲です。
この曲が未だに人々の心を掴んで離さないのは、2014年に起きた忌まわしい悲劇「セウォル号沈没事故」の犠牲者を追悼するために作られた曲だからだそう。しかし、曲を聴くと恋人への会いたい気持ちを歌っているようにも聞こえ、「Friend」という歌詞が入っているので親友への思いを綴っているようにも聞こえます。聞く人によって様々な思いを馳せることができる、BTSの代表曲の1つとなりました。
Boy With Luv feat. Halsey(2019年):MV再生回数16億回
アメリカの人気歌手Halseyとコラボしてリリースされたこの曲は2022年11月現在、ミュージックビデオの再生回数が16億回を超えているほか、米ビルボードのメインシングルチャートで8週連続チャートイン!なんとミュージックビデオの再生回数だけでいえばDynamiteを超えているのです。
まるでミュージカル映画を見ているような華やかで繊細な映像と、海外仕込みのメロディーが世界的スターBTSをより引き立てています。
FAKE LOVE(2018年):BTS メンバーの大人な顔が垣間見れる
曲調や歌詞が切なく、それを表現する激しくダイナミックなダンスが交じり合うことで、聞く人を儚い「FAKE LOVE(偽りの愛)」の世界へいざないます。
ポップな歌もチャーミングに歌い上げるBTSの悲しみ溢れる表情と振付に「鳥肌が立つ」という声も多数上がる1曲になっています。
Permission To Dance(2021年):あのエドシーランとのコラボ曲
イギリスのシンガーソングライター・エドーシーランさんが楽曲制作に関わった作品で、すべてが英語の歌詞となっています。
米ビルボードのメインシングルチャートで1位を記録するなど、世界的にも人気を博している名曲です。ポップで楽しい曲調になっており、「気の向くままに踊ろう」というテーマのもと、国際手話が振付に盛り込まれるなどこだわりの仕上がりになっています。
気になるBTS 新曲「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」
38作目のMV再生数億単位!
2022年6月にミュージックビデオを全世界に公開した新曲「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」は、10日あまりで1億回再生されるなど驚異の記録を見せました。
これまでのヒット曲とリンクしたストーリー性あるMV
「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」のミュージックビデオでは、これまでにBTSが生み出してきた数々のヒット曲の映像の中で表現された世界が、現在とつながっていることを伝えるエモーショナルな仕上がりに。
BTS メンバーが思い出を回想しながら過去と向き合い、当時のミュージックビデオに登場したシーンやオブジェが具現化されています。過去を振り返るだけではなく、新たなスタート地点に全員で立ち、また別の何かが始まることを予感させる前向きな曲になっています。
BTS 兵役前の決意の曲?
「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」発売時、まだBTS メンバーの兵役については正式に発表されていませんでした。しかし、最年長メンバーのジミンさんが30歳を迎える年だったため、入隊の話が固まっていた可能性は十分にあります。
そんな中で、思い出を振り返りながら新たなスタートを決意する前進の1曲を発表したことは、BTSからファン”ARMY”に対するメッセージだったのかもしれません。
まとめ
BTSのヒット曲を振り返り、グループとしての活動休止前に発表された新曲をご紹介してきました。数々の韓国人アーティストにとって大きな壁となる兵役制度。国民の義務にもなっているその壁を乗り越え、BTS メンバー7人が再び揃って舞い戻るその日が待ち遠しいですね。