
HYのボーカル・仲宗根泉。バンド内で唯一の女性メンバーであり、多くのヒット曲を生み出している人物です。明るいキャラクターで知られていますが、過去に辛い経験をしています。
今回は、HYのボーカル・仲宗根泉のプロフィールや経歴をまとめました。HYの人気曲や他のメンバーについても解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
HYのボーカル・仲宗根泉のプロフィール
HYのボーカル・仲宗根泉のプロフィールは次のとおりです。
- 本名:仲宗根泉
- 生年月日:1983年11月1日
- 血液型:A型
- 出身地:沖縄県うるま市
- 担当:ボーカル、キーボード
「いーず」の愛称で知られる仲宗根泉は、小学校の頃にキーボードを始めました。当時から歌うことは大好きだったものの、キーボードは嫌いだったそうです。
離婚歴がある?
HYのボーカル・仲宗根泉には離婚歴があります。
2012年に一般人の伊波広貴さんと結婚しましたが、2020年10月に離婚していたことを発表しました。離婚した時期や、具体的な理由については明かしていません。
しかし、家事の分担がうまくいっていなかったことに言及していたため、不仲になったきっかけの1つである可能性は高そうです。
子供が亡くなった?
HYのボーカル・仲宗根泉は第二子を死産で亡くしています。
2017年に第二子の妊娠を発表し、翌年の夏前に出産予定であることを報告していました。しかし、2018年2月、インスタグラムで先天性の異常によって胎児が亡くなったことを報告。第二子は男の子だったそうです。
お腹が大きくなっていたこともあり、深い悲しみからなかなか立ち直ることができなかったことを後のインタビューで明かしていました。
再婚してる?
仲宗根泉は再婚していません。
離婚していたことを発表した際、「娘から父親を奪った責任として、一生独身でいるくらいの覚悟はある」と発言していました。仲宗根泉は娘のあかねちゃんをとても可愛がっていて、常に子供を最優先にしています。
娘からも「彼氏は作らないで」と言われているそうなので、再婚するつもりはなさそうです。
HYのボーカル・仲宗根泉の経歴
前述したように、HYのボーカル・仲宗根泉は小学校3年生の時にキーボードを始めました。
きっかけは音楽好きの父親によって結成された「家族バンド」だったといいます。父親に「お前はピアノだ」と命じられ、その日からキーボードの練習が始まりました。友達と遊んでいると怒られたこともあって、嫌々練習をしていたそうです。
楽譜がなく耳コピで曲を覚えるしかなかったため、わずか1年でキーボードを習得したことを明かしています。
中学時代には従妹で歌手の平川美香とバンドを結成し、作詞作曲でオリジナルソングを作成していました。
HYの活動歴
HYがバンドを結成したのは2000年で、メンバー全員が高校2年生のときでした。
全員が同じ沖縄県立与勝高校に通っていたことがきっかけではあったものの、バンドはなんとなく始めたものだったそうです。
翌年には路上ライブを始めますが、無観客の日が続きます。しかし、徐々に注目を集めるようになり、9月22日に沖縄限定アルバム「Departure」でインディーズデビューを果たしました。
HYの人気曲
HYのメンバーは全員が作詞作曲できるため、それぞれがヒット曲を生み出しています。
今回は、その中でも特に人気がある次の楽曲に注目してみましょう。
「AM11:00」や「366日」はリリースから20年が経っていますが、今も多くの人から愛されているHYを代表する楽曲です。名曲誕生の裏側にどのような秘話があったのか、ご覧ください。
AM11:00
「AM11:00」は、2003年にリリースされたアルバム「Street Story」に収録されている楽曲です。HYの名前が世に知られるきっかけとなった曲ですが、シングルリリースはされていません。
作詞作曲はドラムの名嘉俊で、「TUN」名義で「AM11:00」を制作しています。なぜか亡くなった彼女を想って作られた曲という噂がありますが、事実ではありません。
AM11:00は遅刻ギリギリで起きた時間で、その時に見た素敵な夢が元となっています。
366日
失恋ソングとして有名な「366日」が生まれたきっかけは、ファンから届いた数々の手紙でした。別れた彼氏のことが忘れられないという内容が多く、「自分にできることはないか」という思いから曲を作ることを決めたそうです。
しかし、同じような失恋を経験したことがなかったため、痛みを知るために当時付き合っていた彼氏と別れ、歌詞を書き上げました。リアルな心情を歌詞にしているからこそ、多くの人の心に寄り添う名曲になったんですね。
恋をして
「恋をして」は2025年にリリースされたアルバム「TIME」に収録された楽曲です。
沖縄を舞台にした映画「366日」の主題歌として書き下ろした楽曲で、先ほどご紹介した「366日」のアンサーソングとして作られました。「恋をして」の作詞作曲を手掛けたのも仲宗根泉です。
一見すると失恋ソングのような印象を受けますが、歌詞の中には死産した息子や大切な娘への想いが込められています。失恋ソングとして聴いても良い曲ですが、仲宗根泉という1人の人生を表現した楽曲という捉え方をすると違う感想が生まれるかもしれません。
HYのメンバー
HYには、仲宗根泉以外に次のメンバーがいます。
- 新里英之:ボーカル、ギター担当
- 名嘉俊:ドラム担当
- 許田信介:ベース担当
2019年に脱退したギターの宮里悠平を含め、全員が同じ歳です。また、仲宗根泉と名嘉俊は従妹同士なので、平川美香も親戚ということになります。
HYのメンバーは全員、バンド名の由来になっているうるま市の東屋慶名出身です。
まとめ
今回は、HYのボーカル・仲宗根泉について解説いたしました。
HYのボーカル・仲宗根泉は、小学校3年生の時に父親によって結成された家族バンドがきっかけでキーボードを始め、わずか1年で習得しています。
高校2年生でHYを結成し、高校3年生でデビュー。2012年に結婚し、長女を出産しましたが、2020年に離婚。2017年には第二子を死産で亡くしていたことを明かしています。