【注意】違法サイトってなに?その危険性を解説します

違法サイトが違法であることは伝わるけれど、実際にどんな違法行為をしているのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、違法サイトについてご説明します。違法サイトの見分け方についてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

違法サイトってどんなサイト?

違法サイトとは、漫画や動画などを違法にインターネット上で公開しているサイトのことです。サイトの運営者はもちろんですが、サイトを見ている側も犯罪者として罰せられる可能性があります。どういった行為が犯罪になるのか、確認していきましょう。

違法アップロード

違法アップロードとは、漫画や動画などを著作権者の許可を取らずに、ネット上に公開することです。テレビやCMでも取り上げられるようになり、違法アップロードが犯罪(=著作権侵害)だということを認識している人は多いでしょう。

著作権は、創作した時点で作った人に与えられる権利です。違法アップロードは著作権法に違反する行為であり、違反すると逮捕され、懲役や罰金などの刑事罰を受けます。著作権を侵害した場合、著作権法第119条1項より『十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する』と規定されています。併科するとありますので、どちらか片方だけでなく、罰金と懲役の2つが課される可能性もあります。

違法ダウンロード

違法ダウンロードとは、違法アップロードされたコンテンツをダウンロードする行為です。私的利用であっても、刑事罰の対象になるので注意しましょう。違法ダウンロードをすると、著作権法第119条3項2号により『二年以下の懲役若しくは二百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する』と規定されています。

気づいていないだけで、違法ダウンロードをしてしまっている人は少なくありません。SNSのプロフィール写真をネットで拾ってきた画像にしている方や歌ってみた動画を公開している方の中には、違法ダウンロードの判定がされる場合もあります。著作物を使用するときは著作者の許可を取り、安易な気持ちで扱わないように気をつけましょう。

見るだけでも犯罪になる?

結論から言いますと、見るだけでは犯罪になりません。違法アップロードされたコンテンツをダウンロードすることで、刑事罰の対象となります。ですが、違法サイトはアクセスするだけでも危険があります。

コンピューターウイルスに感染することや詐欺サイトへの誘導、埋め込まれたスクリプトにより利用者の端末を使って仮想通貨の生成(マイニング)をさせられるなど、サイバー犯罪に巻き込まれる可能性が非常に高いです。今後は規制対象が厳しくなり、視聴も取り締まりの対象になることも考えられますので、違法サイトは利用せず、正規の方法で楽しむようにしましょう。

違法サイトを利用しない!2つの方法

違法サイトには、詐欺 サイトやコンピューターウイルス感染の恐れがあるサイトなど、様々な危険が潜んでいます。違法サイトと知らずに視聴してしまわないように、見抜く

方法を確認していきましょう。

エルマーク・ABJマーク

正規の配信サービスサイトには、エルマークやABJマークがついています。

エルマークとは、音楽や映像の配信サービスが信頼できるものであることを証明するために発行されているマークのことです。違法ダウンロードを防ぐため、正規のサイトと見分けられるようにマークを表示しています。

ABJマークは漫画や書籍などの配信サービスが、著作者の許可を得た正規のものであることを示しています。

エルマークやABJマークをチェックし、視聴しているサイトに問題がないか確認しましょう。

セキュリティソフト

セキュリティソフトを使用することで、悪意のあるサイトへのアクセスを阻止することができます。アクセス自体を阻止することができれば、トラブルに巻き込まれる可能性がぐっと低くなります。巻き込まれてしまってから対策を取るのではなく、巻き込まれる前から対策を打つことが大切です。

まとめ

違法サイトを利用することは、コンテンツの著作者に対して不利益を及ぼす行為です。正規のルートを選ぶことで、次の作品への応援になります。被害者や加害者になってしまわないように、正しい方法でコンテンツを楽しみましょう。

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